2025年5月14日、カナダ・トロントで開催された世界最大級の暗号資産カンファレンス「Consensus 2025」初日。暗号資産(仮想通貨)、Web3、AI技術、規制動向を中心に、多くの業界リーダーや専門家が集結しました。この記事では、注目されたテーマとトピックをわかりやすく解説します。
1. 伝統的金融機関のビットコインETF参入が加速
伝統的な金融機関がビットコインETF(上場投資信託)への関心を高めています。これにより、機関投資家の仮想通貨市場への参入が増え、市場の流動性と信頼性が向上する見込みです。具体的には、金融大手のETF新規承認の動きや、既存ETFの規模拡大が話題となりました。
2. AIとブロックチェーンの融合が次世代金融の鍵に
Cardano創業者チャールズ・ホスキンソン氏は、AI技術を活用した分散型金融(DeFi)の未来について講演。AIがスマートコントラクトの自動化やリスク管理に革新をもたらし、ブロックチェーンと組み合わせることで新たな金融インフラが構築されると強調しました。
3. ステーブルコイン規制の最新動向
米国の「GENIUS法案」をはじめとするステーブルコイン規制が話題に。法案成立の遅れや内容の変動が市場に影響を与える中、透明性や消費者保護の強化が求められています。業界関係者からは、実効的かつ柔軟な規制の必要性が訴えられました。
GENIUS法案の詳細はこちらから

4. 重要スピーカーとセッションの紹介
- Eric Trump(ビットコイン採掘企業CEO):ビットコインの採掘事業の成長と機関投資家の動向について発表。
- Bo Hines(米政府デジタル資産政策顧問):暗号資産政策の最新展開と規制の方向性を説明。
- Dave Portnoy(暗号文化評論家):ミームコインやコミュニティの影響力について言及。
さらに、Open Money Summit、AI Summit、Brand & Creator Summitなどの多彩なイベントが同時開催され、ネットワーキングも活発でした。
まとめ
Consensus 2025初日は、伝統金融と暗号資産の融合、AI技術の革新、規制の進展が大きなテーマとなりました。これらは今後の市場動向を占ううえで重要なキーワードです。特に「ビットコインETF」「DeFi」「AI×ブロックチェーン」「ステーブルコイン規制」などのキーワードは注目が集まっています。
最新の暗号資産・Web3動向を押さえたい方は、Consensus 2025 2日目レポートにもぜひご注目ください。
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